サッカー留学

近年アメリカでは、男女ともにアメリカチームのサッカーワールドカップでの活躍によりサッカー人気が非常に高まっています。その人気はカレッジサッカーも例外ではありません。アメリカではサッカーが１６歳以下の青少年がプレーする競技No.1に選ばれている他に、アメリカのプロサッカーリーグであるMLS（メジャーリーグサッカー）の成長は非常に目覚ましく、スペインのラ・リーガ、イギリスのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガに次ぐリーグへと成長を遂げています。

MLSの主なスカウティングのマーケットはアメリカの大学リーグで、通例、大学のトップ選手は毎年行われるMLSドラフトに招待されます。そこでプロクラブチームによってドラフトされます。

また女子サッカーも非常に人気があります。アメリカの女子ナショナルチームは世界のトップクラスであり、女子のプロサッカーリーグが存在します。

日本とアメリカのカレッジサッカーの違い 

日本の大学サッカーは成績によりリーグの棲み分けがされていますが、アメリカのカレッジサッカーにはこの概念が存在せず日本とは少々仕組みが異なります。

アメリカでは、大学体育協会やリーグは以下のように分類されます。

NCAA（全国大学体育協会）

NAIA（全国体育大学協会）

NJCAA（全米ジュニアカレッジ協会）

アメリカでは大きく分けて３つ*の大学協会が存在し、更にその中でディビジョン、カンファレンスという区分で分割されています。NCAAはディビジョン1、2、3、NJCAAはディビジョン1、2、３、 NAIAにはディビジョンはありません。サッカーはNCAA, NAIA, NJCAAと全ての大学協会にて競技が行われています。

一般的にはNCAAのディビジョン１は一番強いリーグだと言われていますが、実はディビジョンは他の基準（大学の規模など）により分割されており、シーズンの終わりに昇格・降格などはありません。そして、NCAAのディビジョン２のトップチームはNCAAディビジョン１の中盤の大学よりも大幅に優れています。

NCAAのディビジョン2は、NCAAディビジョン1に比べて小規模な大学であり、NCAAディビジョン3は、比較的学業に重きを置いている学校が多く、スポーツ奨学金の提供がされていません。競技レベルでは、NAIAはNCAAのディビジョン２ に匹敵しますが、学校がサポートしている部活動の数が少なくなります。 NJCAAの大学は、2年制の学校であり、アメリカの大学システムや４年制の大学に慣れるための準備をする場としてインターナショナルの生徒さんに広く活用されています。２年制の大学で取得した単位は４年制の大学へ持っていくことが可能です。*

サッカー奨学金のためのパフォーマンスレベル

アメリカ大学サッカーは技術・戦術・フィジカル面で、日本のサッカーとは異なります。そのため日本の大学サッカーへの置き換えは非常に難しいですが、大まかに次のように分けることができます。

男子サッカー

NCAA Division 1: 関東/関西大学サッカーリーグ　1-2部

NCAA Division 2: 関東/関西大学サッカーリーグ　1-2部　各地域リーグ1部

NAIA: 関東/関西大学サッカーリーグ　2部　各地域リーグ1-2部

NJCAA:  関東/関西大学サッカーリーグ　2部　各地域リーグ1-2部

女子サッカー

NCAA Division 1: 関東/関西大学サッカーリーグ　1-2部

NCAA Division 2: 関東/関西大学サッカーリーグ　2部　各地域リーグ1部

NAIA: 各地域リーグ1-2部

NJCAA: 各地域リーグ1-2部

サッカー奨学金を受け取るのにプロセスを始めるのはいつが最適か？

アメリカの大学にサッカー留学するにあたり最適な時期は、高校を卒業した直後から2年以内です。 例外を除き、一般的にスポーツ奨学金を受け取れるのは18〜24歳のアスリートになります。アメリカの大学でプレーするには『エリジビリティ』というプレーをする資格が必要になります。最大で４年間プレーをする資格を与えられますが、日本の大学でプレーをした場合にも、貴重なエリジビリティは引かれてしまうので、より長い年数アメリカでプレーするには早めに大学に入学するのが最適です。また、奨学金の予算（スポット数）には限りがあり、コーチは早いうちから優秀な選手に目星を付け奨学金のオファーを出します。したがって早めにプロセスを開始し、大学コーチにあなたの存在を知ってもらうことが重要な鍵となります。

スポーツ奨学金を受け取るには、スポーツの成績の他に学校の成績や英語でテストを受ける必要があります。そのため、より長い準備期間を確保し、準備を始めるのが早ければ早いほど、あなたとって有利になります。

遅くとも15歳頃から準備を開始することをお勧めいたしますが、それより遅くとも奨学金を受け取れるチャンスが0ということではありません。あなたにチャンスがあるかを確認するにはこちらよりお問いわせくださいませ。

よりチャンスやオプションを広げ、最高のチャンスを得るには一日でも早くプロセスを始められることをお勧めします。 アメリカのカレッジサッカーはサッカーキャリアの幅を広げるだけではなく、人間的にも大きく成長するための最高のチャンスです。できるだけ早く留学の準備を始め、人生を変える様なチャンスをぜひ掴んで下さい。

アメリカのカレッジサッカーシーズン

男子と女子のサッカーシーズンは、毎年秋（秋学期、8月）に始まります。試合によっては全国放送もされます。

アメリカの大学でのトレーニング

サッカーのトレーニングプログラムは、大学ごとに異なりますが、一般的には、サッカーのピッチ上で2～3時間の練習が週5回程度行われます。

日本と比較した場合、トレーニングは組織的なトレーニングの他に、ポジション別に個々のスキル向上を目的としたトレーニングが行われます。又、オフシーズンには、体力・持久力はもちろん、世界中から集まる選手たちに負けない体を作るため、専門のトレーナー指導の元、チームでの筋力トレーニングが週に2〜3回行われます。アメリカでの最先端な施設・環境でのハードなトレーニングをすることは、各選手の能力を向上させ、パフォーマンスを最大限に引き出し、将来的にプロとしてのキャリアへ飛躍する可能性があります。 

どれくらいのレベルであればサッカー奨学金は受け取れるのか？

あなたが適切なレベルのプレーヤーであればサッカー奨学金を受け取ることができます。もし、あなたがディビジョン１に相当するハイレベルのプレーヤーで、誰に連絡すべきかを知っているのであれば、全額奨学金が受け取れる可能性も高いです。より多い額の奨学金を受け取るチャンスを高める為には、大学に入学する前に全国レベルの大会によりたくさん参加することが重要になります。これにより、あなたが高いレベルで戦えることをコーチに証明することが出来ます。

もし、あなたが既に全国レベルで戦っているのであれば、全額奨学金を受け取るチャンスがあります。 大学のコーチはあなたのこれまでの成績のみならず、アスリートとしてのポテンシャルにも目を向けます。 スポーツの戦歴やアスリートの写真、ビデオ、およびアスリートの能力に関するスタッフのアドバイスなど様々な情報を基に選手をスカウトします。

あなたの学力やスポーツのレベルがアメリカの大学でスポーツ奨学金を受け取れる可能性があるかどうかを確認するために、無料査定を申し込みましょう。弊社の専門チームが、一人一人の成績を慎重に審査し、アメリカでスポーツ奨学金を受け取れる可能性があるかを見極めます。