アメリカのスポーツ奨学金制度の仕組み 私たちは「奨学金とはどのようなもので、どのような仕組みになっているのですか?」とよく聞かれます。皆さんアメリカの大学の費用が高いイメージをお持ちかと思いますが、このスポーツ奨学金制度を利用するとアメリカの大学に通うための費用を大幅に抑えられるのです。 まずは奨学金の種類についてお話ししましょう。奨学金は一般的に【給付型】と【貸与型】の2種類あり、ここでお話しするアメリカの大学のスポーツ奨学金は返済不要の【給付型】でそれは各大学から支払われます。条件が上手く揃えばフルスカラシップまたはフルライドと呼ばれる全額奨学金が付与されます。しかし、全員が全額奨学金を受け取れるわけではなく、フルスカラシップがもらえる学生アスリートの数は全体の約1%になります。 奨学金はアメリカの大学生活においてかかる費用に対して、1-100%という値で奨学金を付与されます。その中には学費以外に居住費、食費、教科書代などが含まれます。仮に、あなたが50%の奨学金のオファーを受け取ったとすれば、その大学で掛かる半分の費用を部活動側がカバーしてくれることになります。さらにあなたの学業の功績が、その大学の提示する基準をクリアしている場合には、そこに上乗せで奨学金を受け取ることが出来ます。 医療保険に関しては、大学やコーチに寄ってもポリシーが異なり、奨学金の中に含まれている場合もあれば、そうでない場合もあります。 部活動に関する費用は、ほとんどの場合が大学からユニフォームやトレーニングギアが提供され、練習代や遠征費に関しても部活動がカバーしてくれます。 奨学金を受け取るのにどのような条件が必要ですか? 奨学金を受け取るには様々な要素が関連してきますが、各大学によって費用が大きく異なることをお話ししておきましょう。 アメリカの大学は公立・私立、所在地、2年制・4年制と様々なタイプの学校があり、選ぶ学校によっても費用は大きく異なります。 その費用は年間およそ$12,000-$70,000にも及びますので、同じ50%の奨学金オファーでも学校によって全く意味が異なってきます。 3つの大学の費用を例として挙げておきます。 グランドキャニオン大学 – https://www.gcu.edu/tuition-and-financial-aid ルイジアナ州立大学 – https://www.lsu.edu/financialaid/cost/undergraduate_cost.php イェール大学 − https://student-accounts.yale.edu/tuition-and-fees